ebiのブログ

欧州在住情報

様々な契約のキャンセル方法 ベルリン編

 

勝手のわからない外国での生活は


いまいちよくわかっていないけれど、まあいいか、、、後でまた、、
のあきらめの連続です。そのころの頑張った自分が残した
「負の遺産」は
契約です。

 

代表的なのはやはり携帯会社、インターネットでしょうか。
単刀直入に言いますと、契約の破棄の意志は基本
2年契約のしばりの場合、

3か月前

私達はVodafoneのインターネットを2016年8月から利用しています。2年契約ですので今年の8月がそれにあたる月。私はそれを逃すまいとカレンダーの7月にVodafoneキャンセルと書き込んでおきました。
しかしそれでも十分ではないようで。
10年ドイツに住んでいる相方の友人の友人で
「ドイツの書類関係をやりすぎて他人にアドバイスをすることが大好き」という
天使のような人曰く、
その契約の更新月の3か月前なんだそうです。
彼は3か月前に継続の意思がないことを通達しなかったため、
自動的に2年また更新されてしまい、
払ったそうです。
私達はもうドイツを出るので、そんなことは絶対阻止。なので昨日キャンセルしました。こういうの詐欺で取り締まってほしいですよね。。。

 

私達はキャンセルの手続きをウェブ上で行い、もし会社からメールの返信がなければ
手紙を送る予定です。

 

面白いことに、ドイツでは手紙がかなり有効で、
もう手紙さえ送っとけばなんでもいいんじゃないか。と思っています。

 

www.aboalarm.de

 

もし契約破棄したいけれど、どうしたらいいかわからない。ログイン番号を忘れた、パスワードを忘れた。もうなんでもいいんです、とにかく
自分がどうしたいか意志を手紙で書き、会社に送る。

このAboalarmというサイトが素晴らしく、私は一度お世話になりました。会社の名前をタイプすると、住所を出してくれて、ドイツ語のテンプレートも作成してくれます。
少しお金を払えば、この会社から送付してもらえます。

 


手紙を出して、1か月後、私の銀行口座からあの携帯会社の名前が消えました。。あああ嬉しい。

 

ドイツのカスタマーセンターの電話なんてつながったことがありませんし、会社の住所をサイト上で見つけにくいようにしています。元からカスタマーサービスをやる気がないので、ドイツでは消費者はとにかくどんな形であっれ、意志を表示することが大事だと思います。

 

 

契約のキャンセルは

  • 契約月の3か月前に手を打つ
  • 手紙を送る

 

 

 

 

 

欧州で空港嫌い

 


みなさんは飛行機や空港がお好きでしょうか?


私は昔は空港が大好きで、これから未知なる外国へ行くんだ!という
冒険心にとても心が踊っていました。

 

今現在は空港と飛行機は大嫌いに、なるべくなら近寄りたくない場所へと変化しました。
(日本へ行くときはわくわくしますが。)

 

 

 

というのも、欧州はLCCが網羅されており、とても安く飛行機が利用できます。
日によればベルリン―ロンドンはなんと

 

1人13ユーロでした。1700円くらい?

 

 

安ッいんです、とても安い。

去年はベルリンーマンチェスター間も運行され、
相方の実家がマンチェスターの近郊のため頻繁に利用するようになりました。

 

去年は1年間に8回くらい乗ったと思います。
全てベルリンーUK。
それでもう嫌になってしまいました。まず

 

イギリスの入国審査がとにかく苦痛

私はUK Borderの字を見るだけで動機が早くなります。入国審査をすることはいいと思うのですが、あんなに感情的になる必要ありますか。私は家族の用事で訪れる機会が多くそれがまた苦痛です。イギリスに家族がいますとかいうと、もう別室行きという噂がすごいので。。*私はRegisterd Traveller Memberというものに応募しました。

 

セキュリティの混みっぷり

利用する人がいきなり増えたため、空港の設備がおいついていないんでしょうが、毎回セキュリティが大混雑。乗り遅れそうになり、「すみません、前に通してください!」というのもたびたび。

 

手荷物の持ち込みが厳しい

Ryanairでは1月15日から機内手荷物のサイズの変更がありました。シートの下に入れられるサイズのみで、上の棚にいれるものは別料金だそうです。新規ルールが多いので追いつくのが大変です。

 

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 イメージ:Ryanairより引用

 

 

一緒に買っても隣同士に座れない

Ryanairでは同行する人達で一緒にチケットを買っても、「無料の座席の場合は適当に割り振られます」という警告が出て、見事にばらばらの席にされます。500円程度払うと隣同士に座れます。
でもこれ、今のところ全然機能してないです。2回ほど経験しましたが、もうみんな自由に席を交換しあってるんです。この前は私の席に座っていた男性はもうすでに誰かに頼まれ、2回移動させられた後でした。その男性は3回移動後、ついに席を見つけていました。
CAの人が割り振ってくれるので、仕事が増えているし遅延の原因にしかなってないぞこれ、、。
隣のドイツ人カップルは隣同士の席を購入していたそうで、文句を言っていましたが。やはり真面目なドイツ人。

 

 

結局7時間くらいかかる

いくら飛行時間が1時間でも結局家を3時間前に出て、空港についても市内まで移動。電車ですとロンドンーベルリンは9時間か10時間です。運賃は100ユーロ。私の義母は飛行機に乗れないので、電車でベルリンまで訪ねてきてくれました。

 

 

空港によってセキュリティの厳しさが違う

ベルリンは普通ですが、マンチェスター空港がすごいです。
義父はサイコロのゲームでX線センサーで引っかかっていました。ゲームが入っている容器の缶が大きくて少しとがっているからでしょうか。クリスマスにもらったフォーク10本を全て捨てられたり、周りの女性達の化粧品も破棄させられていたり、なんというか。。。

 

 

イギリス国内の公共交通がひどい

私はイギリスの鉄道を全く信用していません。絶対一度は「カオス」があると覚悟しておかないと痛い目にあいます。。。
前回訪れて、ベルリンへ帰る際、マンチェスター空港を利用しました。そしてその空港に行くのに市内から電車に乗っていくことに。
マンチェスターエクスプレス、その他にもローカル線、トラムなど多々あります。
私は鉄道のだめっぷりを考慮したうえで、数時間も早めに着きましたが、空港行きの電車の立て続けの謎のキャンセルに結果、本気で飛行機に乗り遅れそうになりました。



*ベルリンの公共交通はとても素晴らしいです。

 

 

空港=旅客は全員犯罪者扱い

これにつきるかもしれません。とにかく、全ての雰囲気、スタッフの態度のデフォルトがお前は犯罪者テロリストかもしれない
なんです。

 

 

こう書いていると、飛行機と空港が嫌いというより、イギリスへの文句に思えてきました。飛行機を使ってどこかへ行くのなら、ホリデーとか、観光とかで時間に余裕がある時か、お金を多く払うということなんでしょう。でも天気が良くて暖かかったらそんなに殺伐としてないんだろうなー。

 

なので最近は移動しなければいけないのなら、「移動しない」か「電車」を使うことにしています。一番多いのは「徒歩か自転車で移動可能な距離」です。それ以上になると、じゃあ、、、行かなくていいや。

 

Regestered Traveller Member というのは

www.gov.uk

 

2年間のうちに4回以上訪英の記録がある人が応募できるものです。私は4回以上訪英していたため登録しました。1年で70ポンドです。私はこの存在を知ってはいましたが、このようなビジネスの精神は認めたくない。という意志で、登録していませんでした。しかし、あまりに入国審査へストレスを感じていたため、相方の勧めで登録しました。結果、、訪英の際のストレスがかなり激減しました。マンチェスター空港のスタッフは知らない人が多くて、よく言い合いになりますが。さすが外国人だらけのロンドンでは一度もありません。EU/UKレーンも使用可能なので、入国審査の紙に記入もなし、質問もなし、パスモみたいにピッと入国できます。Non-EUレーンでも質問への解答の義務なしです。

 

 

英語の本

 


ベルリンが「どうしたの?」っていうほど
毎日天気がいいので逆に焦ります。(12月、1月はあんなに真っ暗で曇っていたのに。)
天気がいいと焦るなんて、私も随分と北ヨーロッパに慣れてきたもんだな!
と自分に感心しています。

f:id:ebiebikun:20180225014453j:plain鬱冬の様子(真昼間)    photo by ebi

 

 

 

 

ところで、みなさんは本を読むことがお好きでしょうか、、
私は普通といったところです。
カズオイシグロに衝撃を受けて、本を読むの好きかも!って思っていましたが。また停滞気味です。(ノーベル賞取っててびっくりしました)

 

・・・・

 

 

私は大学院のセメスタ―の開始を1年遅らせてもらいました。
その理由として

引っ越しの準備が間に合わないことと、
イギリスの美学生なら当然読んでいるだろうという本を読んでおきたいと思ったからです。

 

ただでさえ、言葉のハンデがある私、ほかの生徒の足手まといにならないよう、
せめて知識だけでも蓄えておきたい。
そのため担当教授に、
「本のリストを送ってください!」とお願いし、pdfでリストをメールで送ってもらいました。

 

 

そのリストには30冊以上は載っていました。

 

 

 

2月時点で、
私はまだ一冊も読んでいません。

 

 

 

 

言い訳として、、、、

 

 

どの本もめちゃくちゃ高いんです!!!!

 

 

お金ないよ。。。。

 

 

 

 


それでも1冊奮発して買いました。
絵画における、イメージとは線とは、面とは。という主題です。
私はこういう議論は好きなのですよとても。しかし、
もうすごいつまらな○●●、、。もう数行で眠りに。


もうちょい新しくて話題になっている本にしよう。と思い、これにも挑戦。

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イメージ:Versoより引用www.amazon.com

 

イギリス人の友人がこの本を読んでいて、読み終わったからと相方へ移り、相方が読み終わりとても面白かった。と。彼らは音楽家なのですが、仮にもファインアートを学んでいる私が読まなくていいのか!と思い読み始めてみたのです。

 

 

 

 

数ページで挫折。

 

 

 

単に頭が悪いのか、興味があまりないのか、世の中を知らなすぎるのか、英語力がないからなのかよくわかりません。日本語でもこういうのあんまり読んでないものなあ。。。

 

 

 

言い訳がすさまじいのですが、もう少し簡素で、学術的すぎないものを探すことに。

 

 

私は会田誠のエッセイが大好きなことを思い出し、作家自体が書いているものから始めて見ることにしました。

 

パウル・クレー、ちょっと古すぎるなあ、フランシス・ベーコン、は読みたい。けどもう少し近代の、、

 

 

私の行く学校の校長であるグレイソン・ペリー。この人から始めてみます。ターナー賞もとっている、女装をすることで有名なおじさま。

 

 

www.penguin.co.uk

 

読み始めてから今現在、20パーセントくらい読みました(最高記録)。楽しんで読めてるので、英語の本、一応読めるんだ、、と、一安心。(わかったふりになってるのかもしれませんが。)
ジェンダーを問うには「マッチョ」精神こそ、改善すべき。という主張をアーティストらしくユーモアたくさんに書かれています。デフォルトマン、わかるなー。「白人男性」という力の怖さ。欧米でフェミニズムが先進的なのは、このものすごいパワーのある「白人男性」を間近で見てきた白人女性が「抵抗」をしなくてはいけない。と強く思っているからじゃないかなと思う。

 

またその他にも1冊買ってみました。これです。

Signal Failure: London to Birmingham」

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イメージ:Tom Jeffreysより引用

 

Friezeのサイトをだらだら見ていて、リンクを飛びまくったらこれに行きつきました。イギリスは地理がわかるのと、紀行文(しかもアート要素が絡ある)は好きなので、結構楽しめそうだなあ、と今から読むのが楽しみです。

 

 

 

 

これを機に読む本の数が増えていきますように、、、。