ロンドン家探しについて
ロンドンに住むというと色んな人から「高い高い高い」と言われます。 特にヨーロッパ人から。もう高いしか言われないので、一体どういう風に高いのか?と聞いても、「さあ、、」と言われるこことが多かったので、私はあまりピンときてませんでした。
というのも、イギリスは美術館と博物館が無料なのです。ロンドンも例外ではなく、質の高いものを無料で公開してくれています。
大英博物館も(色々議論の対象にはなりますが、義母は「こんなに世界各地から盗んできて、イギリス人として恥ずかしくなるわ。。。」と)ナショナルポートレートミュージアムもテートブリテンも無料。
しかもWi-Fiが通ってたりする。
しかも室内は暖かいか涼しいし座れる。
その恩恵があったので、全く高いと思っていなかったのです。街の景観も素晴らしいし、これを無料で見せてくれるんだったらそんなに高いと思わないけどなあ、が私の印象。
ベルリンは安いんですが、美術館と博物館が高いんですよね、しかも行ってもあまり好みではなかったというか。スタッフが怖いというか、、。
ということであまりロンドンを高いと実感していなかった私ですが、流石にベルリンと同じ家賃で部屋が借りられるとは思っていません。私達の収入は笑っちゃうほど低いので。これじゃあロンドンでまともなアパートへは住めない!
そしてできることなら自然の近くに住みたいなと思っている我々。しかしそんな場所は人気のエリア、当然家賃も高い。
さらに言えば、借りるのではなく買いたい。ただお金を流すよりも自分のものになるものになるほうがいい。すっごい貧乏だけど発想は金持ち。
「まあ今から考え始めてれば、何かが見つかるよ。」と思っていた我々に重大なニュースが飛び込んできました。
ボートに住む!
ボート!
たまたま行ったコンサートで旧友に会った相方。その旧友の女友達のミュージシャンがロンドンでボートに住んでいるということ!
確かにそれは頭になかったなあ。
ナロウボート(Narrowboat)は、イングランドとウェールズの狭い運河に合わせた特徴的な設計の船。 英国の内陸水運では、「ナロウ・ボート」(narrow boat) は、狭い (閘門と橋梁の最小幅が7フィートの) 運河で貨物輸送を行うため、18世紀から20世紀初頭に作られた荷役船を意味する。この語は、伝統的ボートを基本としながら、住居・余暇用という現代の目的にあわせて現代の材料を用いて設計した「ナロウボート」(narrowboat) に対しても用いられる。wikipediaより引用
Naroowboat(ナロウボート)というのはこんな感じのボートです。ちょうど私のiPhoneにクリスマスの時に撮った写真がありました。
写真:ebi
リアルなイギリス感じる写真ですねー。暗いですねー。これはロンドンではなく、Macclesfield Canalというカナルです。Macclesfieldはマンチェスターから特急で30分ほどにある小さな町で、マンチェスターが生んだロックバンドのジョイ ディビジョンのボーカルが自殺した家があります。北イングランドは鬱っぽさがつきものです。
写真:ebi
10日間いましたが、天気が最悪で一度も晴れ間を見なかった気がします。
カナルはこんな感じ。
写真:ebi
やばい曇ってますね。これでも午後1時とかですよ。確か。
写真:ebi
とっても牧歌的でいいんですよねー。天気が悪すぎるw
写真:ebi
カナルはまあ運河ですので、歩いていると別の街に行けます。なので道に迷わないし、景色はきれいだしで、ウォーキングに最適なのです。いくらこんなに天気が悪くても。
それでよくカナル沿いは散歩していたのですが、そういえばボートで休暇を取る人達、または住む人達をたくさん見てたんですよね。
みなさんそれぞれのボートに趣向をこらしていますので、よそのお宅をじろじろ見るように、「へ~このボートおしゃれ~」とか言いながら。
ボートだったら自然に近いし、引っ越すときも家ごと移動できるし、(マンチェスターからロンドンまで2週間でした。歩いた方が早いですね)。休暇用として他の人にも貸し出しできるし。
ということでとりあえずロンドン家探しの第一歩、ナロウボートについてのリサーチを始めました。
続く。