ナローボート:居住許可の方法
夢をみながらボートを見るのもいいですが、もう少し具体的なところまで突っ込んで調べてみます。すると
Mooring
という言葉を見かけるようになりました。
mooring
係船、停泊、係船所、停泊地、係船設備、精神的なよりどころ
初めて知りました。もうモーリングはモーリングなんだな。としか考えていなかった。
停泊、まさにそれ。
主にイギリス、ウェールズに存在するカナルはここのチャリティー組織が管理しているようで、彼らのサイトに行けば全て情報が見つかる模様。
早速私も勉強を、ふむふむ。
大きく分けるとボートをカナルに停泊させるには2つ方法があるようです。
同じ場所に停泊する
か
常に移動を続ける
か。
常に移動を続ける Continuous crusing
一度も同じ場所に停泊をせず、常に移動をし続けること。仕事や学校など土地の制限がない人向き。常に移動をし続けると言っても、同じ場所に制限泊数以内だったら停泊できます。泊数は場所によって違いがあるそうですが、基本的には最高14日が限度だそうです。
だったら隣の停泊所に移動してまた元の場所に戻ってくるというのを繰り返せばいいんじゃないの?
と私も思ったのですが、Canal & River Trustはボートの番号を記録し、走行距離を調べているそうです。この際にあまりに走行距離が短かったりすると、移動をし続けていないとみなされ、免許が失効してしまう可能性があるとか。近場の停留所を行ったり来たりし、最後に長距離を走行し、稼ぐ。ということも反するようです。
一つの場所に留まるのではなく、自由にイングランド、ウェールズに張り巡らされたカナルを周りたい。というノマドのナロウボート保持者、または休暇の人達のためにできた特別ルールですので、これは厳格なようです。常に冒険しろ!ってことですね。いいですねー
次は
同じ場所に停泊、または親となる停留所を作ること。住所ですね。これまたサイトによると4つのカテゴリーに分かれています。
・Long-term mooring 長期
・Short-stay mooring 短期
・Waterside Mooring
・Winter mooring 冬季
Long-term mooring
長期での停泊。停泊場、港はプライベートの会社が管理し、水道や電気、トイレの設備、セキュリティ等が完備されたものから川沿いのシンプルな場所まで多様。期間は3か月から3年など様々。
私はカナルだと誰でも行き来ができることが少し、、いや大分不安に思っていたので、セキュリティはポイント高いです。港にドアがあり、住民以外は通り抜けられない。とかそういう感じかな?
イギリスは車の中にAppleの製品とか見えるように置いておくと、ガラスを割られて盗まれる。みたいな場所ですからね。あんなにCCTVがあるのに。
Short-stay mooring
人気の場所、例えばロンドンなどの大都市では停留所が一杯になってしまっていることが多く、停泊場所を探すことが困難だったりするようです。そのため、停泊場が空いている期間を事前に告知し、希望するビジターは予約をして、その予定通り停泊する。こんな感じでしょうか。要はホテルみたいな感じですね。チェックイン、チェックアウト。
Waterside Mooring
Canal & River Trust運営の停留所らしい。たくさんありますね、300以上とか。しかしあんまり安くない。。。チャリティーじゃないんかい。
Winter mooring
寒さが厳しい冬はボートにとってオフシーズン。ボートはお金持ちの趣味でもあるため、持ち家とは別に、夏の休暇の家として利用している人も多い。そのため冬は空きが出ることも多く、冬の間だけモーリングを使用できるというもの。
我々はオールシーズン、住むことを希望しているので、Long-termが必至です。なので登録するモーリングの場所を探さなければなりません。
今軽く検索してみたところ、平均的な月額料金は800ポンドといったところ。
うーん。800ポンドじゃあアパートとそこまで変わらないし、(友人達は平均1000ポンドで見つけている。)保険、燃料費等の設備投資費を考えると1000以上は確実にかかる気がします。
さてさてどうする。